CMS ワードプレス以外を選ぶメリット|セキュリティと運用負荷から解放される理由

Webサイトの構築において圧倒的なシェアを誇るWordPress(ワードプレス)ですが、その一方でセキュリティ対応や日常的なメンテナンスに追われ、本来のマーケティング業務に集中できないという課題も多く存在します。
本記事では、WordPress以外のCMSを選択することで得られるセキュリティ面の安全性や運用負荷軽減のメリットを解説し、自社に最適な選択肢を見つけるためのヒントを提示します。

目次
  1. 「とりあえずWordPress」で大丈夫?Webサイト運用に潜む課題
  2. WordPress以外を選ぶ3大メリット|セキュリティと運用負荷からの解放
  3. WordPress以外のCMSにはどんな種類がある?主な3タイプを解説
  4. 失敗しない!WordPress以外のCMSを選ぶための5つのチェックポイント
  5. まとめ:自社に最適なCMSを選び、安全で効率的なサイト運用を実現しよう

「とりあえずWordPress」で大丈夫?Webサイト運用に潜む課題

多くの企業が深く考えずにWordPressを選んだ結果、運用フェーズに入ってから予期せぬコストや手間に直面しています。ここでは、広く普及しているオープンソースCMSならではの代表的な課題を整理します。

増え続けるセキュリティリスクと終わらないアップデート対応

WordPressはその高いシェアゆえに、常にサイバー攻撃の標的となっています。特に問題となるのが、本体やプラグイン、テーマの脆弱性を狙った攻撃です。
Webサイトを安全に保つためには頻繁なセキュリティアップデートが必要ですが、アップデートのたびにデザインが崩れたり、プラグイン同士が干渉して機能しなくなったりするリスクが伴います。このため、専門知識を持たない担当者が独力でアップデートを行うことは難しく、保守管理を外部のシステム開発会社に依存せざるを得ない状況が生じています。

簡単な修正も外注?属人化するサイト運用体制

WordPressは自由度が高い反面、テーマのカスタマイズや高度な機能追加を行うにはHTMLやCSS、PHPといったプログラミング知識が欠かせません。その結果、社内に技術者がいない場合はテキストの微修正やバナー画像の差し替えといった軽微な作業であっても外部ベンダーへ有償で依頼することになり、更新スピードの低下とコストの増加を招きます。
また、過去にサイトを構築した特定の担当者やベンダーにしか運用の仕組みが分からないブラックボックス化が起きやすく、体制の属人化が深刻な課題となります。

「CMSの選定に関する実態調査」より抜粋 n=110、調査期間:2023年12月18日〜同年12月19日

WordPress以外を選ぶ3大メリット|セキュリティと運用負荷からの解放

WordPress以外の選択肢、特にクラウド型(SaaS)などのCMSを導入することで、これまでの運用ストレスを根本から解消できます。ここでは具体的な3つのメリットを見ていきます。

WordPress以外を選ぶ3大メリット

  • メリット1:堅牢なセキュリティを標準装備!脆弱性対応から解放される
  • メリット2:専門知識は不要!アップデートやバックアップの自動化で運用負荷を軽減
  • メリット3:コア業務に集中できる!属人化を防ぎ、成果を出す体制を構築

メリット1:堅牢なセキュリティを標準装備!脆弱性対応から解放される

独自にサーバーを用意してオープンソースのソフトをインストールする方式とは異なり、クラウド型CMSの多くはベンダー側がプラットフォーム全体のセキュリティ対策を統合管理しています。
サーバー監視やファイアウォール(WAF)の運用、SSL化などの基本的なセキュリティ対策が最初から標準装備されているため、個別の脆弱性対策に怯える必要がありません。不審なアクセスや未知の脅威に対しても、提供元が自動的かつ即座に対策を適用するため、安全性の維持にかかる工数を抑えられます。

メリット2:専門知識は不要!アップデートやバックアップの自動化で運用負荷を軽減

WordPressで大きな負担となっていたシステム本体のアップデート作業やデータバックアップは、クラウド型CMSであればバックグラウンドで自動的に行われます。
システムが常に最新かつ最適な状態に保たれるため、担当者が手動で更新ボタンを押す必要も、バージョンアップに伴うレイアウト崩れにおびえる必要もありません。不測の事態に備えた自動バックアップ機能も標準搭載されていることが多く、技術的な知識を持たずに運用負担を圧倒的に引き下げることができます。

メリット3:コア業務に集中できる!属人化を防ぎ、成果を出す体制を構築

直感的なビジュアルエディターを搭載したCMSを選ぶことで、コード等の専門知識を持たないマーケティング担当者や広報担当者が直接Webサイトを編集できるようになります。これにより、お知らせの更新や採用情報の掲載といった日々の情報発信をリアルタイムで行う運用の自律化が可能です。
外注の承認プロセスや手戻りにかかっていた時間がカットされ、本来の目的であるWebサイトを活用したリード獲得やブランディングなどのコア業務にチーム全体で集中できるようになります。

「CMSのリプレイスに関する実態調査」より抜粋 n=111、調査期間:2024年2月21日〜同年2月21日

WordPress以外のCMSにはどんな種類がある?主な3タイプを解説

WordPressの代替となるCMSは、大きく分けてクラウド型、ヘッドレス型、パッケージ型の3つのカテゴリに分類されます。それぞれの特徴と適した利用シーンを整理します。

クラウド型(SaaS)CMS:セキュリティと使いやすさを両立する主流の選択肢

クラウド型CMSは、サービス提供会社が用意したサーバ上で動くCMSへブラウザ経由でサービスにログインし、Webサイトのデザイン構築からコンテンツ更新まですべてを一元管理するシステムです。
サーバーの調達やインストール作業が不要で、初期費用を抑えてスピーディに運用を開始できます。サイト管理ツールから、Webマーケティングに特化した高機能なSaaSまで多岐にわたり、セキュリティやシステム保守はサービス提供企業がすべて担うため、現代の企業Webサイトにおける最有力候補となっています。

ヘッドレスCMS:高い自由度と表示速度が魅力の開発者向けCMS

ヘッドレスCMSは、コンテンツを管理するバックエンド機能のみを提供し、実際にユーザーが閲覧するフロントエンド(表示画面)を切り離した仕組みです。
スマートフォンのアプリやデジタルサイネージの外部のディスプレイやスマート音声デバイスなど、様々なWebフレームワークと自由に連携できる圧倒的な柔軟性を持ちます。
表示速度が速く、セキュリティリスクが非常に低いという利点がありますが、フロントエンドを実装するためにプログラミングの高い専門知識を持つ開発者が不可欠なため、開発力のある体制向けです。

パッケージ型CMS:手厚いサポートが魅力の商用CMS

パッケージ型CMSは、ソフトウェアのライセンスを購入し、自社のサーバーやクラウド環境にインストールして利用するシステムです。
中規模から大規模な企業サイトや官公庁、金融機関などで広く採用されています。商用製品であるため、セキュリティレベルが高く、複数メンバーでの承認ワークフロー(ガバナンス)やアクセス権限管理が非常に細かく設定できます。手厚い公式サポートが受けられる点が魅力です。

失敗しない!WordPress以外のCMSを選ぶための5つのチェックポイント

新しいCMSへの移行や選定は、後戻りが難しいプロジェクトです。導入後にこんなはずではなかったと後悔しないために、確認すべき5つの基準を解説します。

CMSを選ぶための5つのチェックポイント

  • 1. セキュリティ対策の具体的内容と体制は十分か
  • 2. 非技術者でも直感的に更新・操作できるか
  • 3. 必要な機能は標準搭載されているか、拡張性はどうか
  • 4. 導入時や運用時のサポート体制は充実しているか
  • 5. ライセンス費用以外のコストを含めた総所有コスト(TCO)は

1. セキュリティ対策の具体的内容と体制は十分か

CMS提供元がどのようなセキュリティ対策を講じているかを事前に詳細に確認します。データ通信の暗号化(常時SSL)はもちろん、サーバーが多層防御(WAFやDDoS対策)されているか、定期的な脆弱性診断を行っているか、トラブル発生時の緊急対応窓口や復旧体制が整っているかが極めて重要です。
公的機関の認証(ISMSなど)を保有しているサービスであれば、より信頼性が高まります。

2. 非技術者でも直感的に更新・操作できるか

コンテンツを実際に執筆・編集する担当者が、直感的かつノンストレスで扱えるかを確認をすることをお勧めします。
トライアルやデモ画面の操作や無料プランを利用して、テキストの修正、画像の差し替え、新規ページのレイアウト作成がドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で完了するかを体験しましょう。誰でも使える操作性があれば、現場で運用がスムーズに回り、特定の人に依存する状況を防げます。

3. 必要な機能は標準搭載されているか、拡張性はどうか

フォーム作成機能、SEO対策(ディスクリプションやリダイレクトの設定)、アクセス解析連携、SNS共有など、Webサイトの目的達成に必要な機能が初期状態で備わっているかを確認します。プラグインを都度追加して機能を拡張する形式とは異なり、あらかじめ機能がビルトインされているサービスを確認しておくことで運用開始後に開発が必要になるコスト増のリスクを防ぎます。
拡張や連携ならば、MA(マーケティングオートメーション)ツールやCRM(顧客管理システム)との連携が容易であるかも将来の運用において重要です。

4. 導入時や運用時のサポート体制は充実しているか

トラブルが発生した際や操作方法が分からない時に、迅速にサポートを受けられるかどうかも重要なポイントです。
Wordpress等の海外のCMSでは困難な日本語によるサポートに対して、国産のCMSではこのサポートを重要視したサービスが多く、運用時になってからサポート品質が課題になることも多いので事前に確認が必要です。
サポートの方法の点では、メール対応だけなのか、チャットや電話、専任のカスタマーサクセスが対応してくれるのかの手法と、24時間365日なのか平日のみなのか、どのような料金体系なのかなどが確認項目となります。

5. ライセンス費用以外のコストを含めた総所有コスト(TCO)は

CMSの利用料金(初期費用・月額ライセンス料)だけでなく、インフラ費用、外部ベンダーによる保守費用、万が一のシステム障害やアップデート対応時に発生する作業工数などの見えないコストも含めて見積もる必要があります。
WordPressは本体が無料であっても、年間を通した外注保守コストやセキュリティ対策費用がかさみ、結果的に有料のSaaS型CMSよりも総所有コスト(TCO)が高くなるケースが多々あります。社内の人的リソースも含めたトータルのコストで比較検討を行いましょう。

まとめ:自社に最適なCMSを選び、安全で効率的なサイト運用を実現しよう

Webサイトの運用において、最も重要なのは、セキュリティ面の不安から解放され、社内のリソースを本来の価値創出活動に集中させることです。これまで当たり前のように受け入れていたWordPressの度重なるアップデートやセキュリティ対策の心理的・金銭的負担は、クラウド型CMSなどの新しい選択肢を取り入れることで解決できます。自社のスキル体制や予算、Webサイトの目的に照らし合わせ、手放しで安心して運用できる最適なシステムを選定し、迅速かつ効果的なWebサイト運用の一歩を踏み出しましょう。

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