膨大なコンテンツ管理に悩む大手流通・小売企業のCMS活用事例

日本有数の大手流通・小売業を展開するA社様は、膨大な新商品やキャンペーンページの更新が増え続け、運用負担の軽減が課題になっていました。
この記事では、CMSのデータ活用等で改善した大規模サイトの運用事例をご紹介します。
多くの商品やキャンペーン情報の掲載に悩む導入前の課題
導入前の課題
- 新商品のキャンペーン告知などをタイムリーに発信できていない
- コンテンツ更新作業が煩雑化しており、管理者の負担が大きい
- 商品情報が多く掲載ページ数や入力項目も多いため更新に時間がかかっていた
新商品のキャンペーン告知などをタイムリーに発信できていない
現状、新商品やキャンペーンに合わせて情報を公開しようとしても、更新作業が煩雑でタイムラグが発生しています。その結果、情報の鮮度が落ちてしまい、顧客の購買意欲が高まる最適なタイミングを逃す「機会損失」につながっています。販売促進の効果を最大化するためにも、現場主導で迅速に発信できる仕組みが急務です。
コンテンツ掲載の商品情報が多く、管理者の負担が大きい
Webサイトなどの更新フローが複雑で手作業も多く、一部の管理者に膨大な作業負荷がかかっている状態です。その結果、本来注力すべきマーケティング施策や企画立案といったコア業務に時間を割けない状況に陥っています。このリソース逼迫を解消し、組織全体の業務効率を改善する仕組みづくりが急務です。
商品情報の一元管理を行いたい
膨大な商品数に加え、1商品あたりの入力項目や関連する掲載ページが多岐にわたるため、一つの情報更新に多大な工数がかかっていました。手作業による入力や確認作業が担当者のリソースを圧迫し、慢性的な負担増を引き起こしていました。この複雑なフローを解消し、効率的に一括管理できる仕組みへの改善が求められていた状況です。

CMS導入によって負担を軽減した効果
新商品のキャンペーン情報など、管理が煩雑になりがちな運用を多段階公開機能により正確且つ迅速な運用を実現
CMSの「公開機能」を利用することで、新商品やキャンペーンなどタイミングが重要な情報発信もスムーズに公開できるようになりました。特に公開当日に担当者が操作しなくてはいけない状況が解消し、スケジュール調整の負担を大きく解消できました。
さらに「多段階公開」の機能によって1ページ内の複数のブロック毎に公開設定ができるようになり、キャンペーンやシリーズ商品では複数のページ更新を初回の設定でまとめて行うことで大幅に負担を軽減できようになりました。
静的な運用から、CMS運用へ変更し、コンテンツの更新を効率よく運用し、運用負担の軽減を実現。
静的なページ制作からCMSの運用になったことで、エディタ機能やテンプレート機能、共有パーツの活用によって大幅に制作時間を短縮することが可能になりました。
また、専門的な技術が不要になったことで分担が可能になり、権限機能や承認フロー機能と合わせて分担できる環境が整ったことも改善できた要因となりました。
商品データベースとの連携により、会社全体の商品情報の統一を行うとともに、他サイトでの商品情報の表示にも統一が行えた
掲載商品のデータベースを作成してCMSと連携することにより、手動で商品のページの項目一つ一つを編集をしなくてもデータの流し込みによって掲載ができるようになりました。これにより大幅な制作時間の短縮が可能となっています。
また商品マスター整備のプロジェクトにより、複数のサイトへの掲載情報の統一化も進みブランディング改善にも貢献できています。

大規模サイトの運用に必要なCMSの機能6選
ワークフロー(承認フロー)機能
大規模サイトでは「担当者が作成し、上司や法務が確認してから公開する」といったプロセスが重要です。
CMS上で「下書き作成」→「承認依頼」→「承認・公開」というフローをシステム化できます。未承認のまま誤って公開されるのを防ぎ、コンプライアンスを担保できます。
CMSの承認ワークフロー設定の例

詳細な権限管理(ユーザーロール設定)
多くの人が運用に関わるため、「誰にどこまでの操作を許すか」を制御する機能です。サイト管理者の負担軽減に最も大切な機能です。
「A部署の人にはA部署のカテゴリしか編集できないようにする」「管理部門外にはテキスト入力だけ許可し、公開ボタンは押せないようにする」といった細やかな制限ができ、意図しないページの改ざんや誤操作を防止できます。
CMSの権限設定の例

変更履歴(バージョン管理)とロールバック機能
いつ、誰が、どこを修正したかが記録され、過去の状態に戻せる機能です。 誤って必要な情報を消してしまったり、ページを上書きしてしまったりした場合でも、ボタン一つで過去の正常な状態(バックアップ)に復元できます。
操作履歴(監査ログ)の記録
誰がいつログインし、どのページを作成・編集・削除したかというログ(履歴)をすべて記録する機能です。
トラブルが起きた際の原因究明が容易になるほか、「誰が操作したか残る」ことで、内部不正や雑な作業の抑止力にもなります。
公開日時の予約設定
「◯月◯日の0時にプレスリリースに合わせて公開する」「キャンペーン終了の◯月◯日24時に非公開にする」という予約機能です。 大規模な更新に合わせて深夜や休日に担当者が待機して手動で公開・非公開の作業をする必要がなくなります。
静的ファイル生成・強力なキャッシュ機能
大規模サイトはアクセス数が多くなるため、サーバーへの負荷対策が必須です。
動的にページを生成するCMSでありながら、公開時にHTML(静的ファイル)を生成して配信する機能(静的CMS化など)やキャッシュ機能により、アクセス集中時のサーバーダウンを防ぎ、表示速度を高速に保ちます。


