ANA旅行サイトと連携する
画像コンテンツ管理システムを構築

ー1万軒のホテル・観光施設PR写真をオンデマンド掲載可能にー

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ANAセールス株式会社

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ANAセールス株式会社(以下、ANAセールス)は、ANA旅行サイトで扱う自社ツアー商品の訴求力を高めるため、ホテル・観光施設の写真を「より多く」、「よりタイムリーに」掲載することを計画。

TISは、自社クラウド基盤と株式会社ミックスネットワークが提供するCMS製品「SITE PUBLIS」を活用し、施設が自らオンデマンドで写真を登録できる、SaaS型フォトライブラリをわずか5カ月で開発した。

従来の課題は?

 ANA旅行サイトに掲載できる写真数が限られ、 ホテル・観光施設の魅力が十分に伝えられない。

 施設から写真を受け取ってサーバに登録するまでの作業負荷が大きい。

TISを選択した
理由は?

TISの自社クラウド基盤を利用し、拡張性に優れるSaaS型フォトライブラリを提案。

CMS製品「SITE PUBLIS」をベースとして、短期間の開発に対応可能。

開発の
工夫ポイントは?

パッケージベンダーとの共同作業で、「SITE PUBLIS」の機能を拡張。

直感的に写真を登録・更新できる、ユーザフレンドリーなインタフェースを実現。

導入による
効果は?

登録できる写真点数の制限がなくなり、ホテル・観光施設の魅力の訴求力が向上。

5年以上にわたるノートラブルの稼働で、ANA旅行サイトの高品質なサービス提供に貢献。

【課題】基幹システムの仕様による写真点数の制限

航空大手ANAグループにおいて販売戦略を担うANAセールスは、航空券販売と旅行事業を主力事業としている。中でも、レンタカーや入園券までを組み合わせてオーダーメイドできる「旅作(たびさく)」に代表される、航空券と宿泊のパック商品が人気を集めている。

経営企画部 旅行システム開発室の椿香里氏は「1日約750万PVのANA航空券・ツアー予約サイトは、当社商品の最大の販売チャネルで、国内旅行業界で最大規模のECサイトのひとつです」と語る。

ツアー商品を扱うページに掲載する、ホテル・観光施設の写真は、基幹システムの画像管理サーバに保管し、ANA旅行サイトから参照する構成となっていた。「大きな課題となっていたのが、90年代に構築された基幹システムの仕様上、ひとつの施設が写真を2点までしか登録できないこと。競合サイトに比べ、訴求力が見劣りしている状況でした」(椿氏)。

そしてもうひとつの課題として、ホテル・観光施設から写真を受け取り画像管理用サーバに登録するまでの、作業プロセスの負荷があった。「外注コストがかさみ、掲載までのタイムラグもあるため、施設が自ら写真データを登録できる仕組みへ移行したいと考えました」(椿氏)。

こうして、2010年夏頃より、基幹システムの仕様の制約を受けない、画像コンテンツ管理システム(以下、フォトライブラリと呼称)を構築する計画をスタートした。

【選択】拡張性に優れたSaaS型フォトライブラリ

ANAセールスは2010年9月、同グループのANAシステムズとともに、開発パートナーの選定するため、TISを含む複数社から提案を募った。
その内容を比較し、「他社がオンプレミスでサーバを立てる案であったのに対し、TISは自社クラウド基盤によるSaaS型を提案。
写真点数は年々増えていく可能性があり、いずれ終わりが来るのが見えてしまうシステムでは困ると考えていたので、TISの提案は大いに共感できました」(椿氏)。

また、2011年4月にリニューアルされるANA旅行サイトと同時に本番稼働させるため、テスト期間を除き約3カ月という短期開発に対応できるかどうかも、ベンダー選定の判定基準となった。

この要件に対してTISは、大規模サイトの構築・コンテンツ管理に用いるCMS(コンテンツマネジメントシステム)を利用した開発を提案した。これは、国産CMSパッケージ「SITE PUBLIS」を応用し、全国の施設から画像をアップロードできる仕組みをつくるというものであった。

本案件をサポートした、全日本空輸株式会社 業務プロセス改革室 ITサービス推進部の春田剛也氏は「CMS製品を応用した開発期間の短縮は、理にかなったアイデアでした。

また、同じ頃、ANAグループ全体のシステム戦略として、資産をスリム化するためにクラウドの利用を検討していました。全社展開に先駆けたチャレンジングな開発案件として、先行投資する価値は大きいと感じました」と語る。

【導入】パッケージベンダーと一致協力して短期開発

こうしてTISへの発注が決定し、2010年10月から要件定義がスタートした。プロジェクトの体制は、開発をTIS、そしてANAセールスとの情報共有の窓口としてANAシステムズが立つ編成となった。


TISにとって、CMS製品「SITE PUBLIS」をカスタマイズし、フォトライブラリを構築するのは初の試み。

そこでTISは開発元であるミックスネットワークに協力を打診し、パッケージ製品に不足している機能を共同開発する方針とした。


開発基盤および本番の実行基盤となるインフラには、TISのパブリッククラウド「TIS ENTERPRISE ONDEMAND Service」が採用された。


その後、開発は順調に進み、2011年2月後半には、早くもテスト段階を迎えた。「スケジュールの遅れがなくスムーズに進んだのは、CMS製品をフォトライブラリという用途に応用するという、TISの思い切った発想が 功を奏したのだと思います」(椿氏)。

開発の要件には、ホテル等の施設が迷わずに、写真の登録や更新を行えることも定められていた。「施設の方に使ってもらうことが 目的でしたから、極力負担にならないインタフェース設計を目指しました」(椿氏)。


ログイン後の画面は、写真の登録をはじめ、並び順の変更、他の写真への差し替えなど、シンプルなメニューで構成。

施設はこれらのメニューを使って、たとえば季節にあった外観写真や料理写真などを選び、指定した順番でANA旅行サイトに表示させることができる。


【効果】写真の増加でツアー商品の訴求力がアップ

こうしてフォトライブラリは、2011年4月に本稼働を開始した。「掲載できる写真の点数が増え、施設の方に大変喜んでいただけました。
あるホテルでは、1,000枚もの写真を登録し、 季節やキャンペーン期間によって写真を入れ替えて魅力をアピールされています」(椿氏)。

また従来の、写真登録作業にかかる負荷削減、人件費節減の効果ももたらされた。
実際に稼働を始めるまでは、当時まだ未知数のクラウド基盤の品質に不安もあったという。
経営企画部 旅行システム開発室の上地玄悠氏は「万一システムトラブルで、写真を参照できなくなり、ANA旅行サイトのページがブランクばかりになっては深刻な事態です」と語る。

しかし、稼働開始から5年以上、トラブルによる停止は一度もなく、TISのクラウド基盤の信頼性を証明する結果となった。
今後ANAセールスは「SITE PUBLIS」の バージョンアップを契機に、フォトライブラリの機能を進化させるための更改に着手する。
「旅行にはかたちがありませんから、さらに写真や画像を活用し、少しでもかたちあるものにする。
あわせてお客様に『旅情感』を訴えていくのが基本方針です」(上地氏)。

春田氏は、当更改においても継続してパートナーとなる予定のTISへの期待をこう語る。
「いまTISに協力いただいているのは、お客様が『旅行先を探している』段階のシステム。
我々は今後『旅行中』『旅行後の日常生活』へと、デジタルマーケティングも利用しつつお客様との接点を広げていく計画です。
TISにはそこでどんなIT活用が考えられるか、プロアクティブな提案を期待しています」。

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お客様の声

「どんな部屋に泊まれるのか、どんな観光が楽しめるのかなど、ワクワク感を提供する『写真』の役割はツアー商品を販売するうえで非常に重要です。
フォトライブラリの導入で、写真点数の制限がなくなり、ホテルや観光施設の魅力をより多く伝えられる ようになったことが、一番満足している点です。

TISには引き続き支援をお願いしたいと考えていますが、いろいろな業種を経験して得た知見で、デジタルマーケティングの領域でも“こんなことができる”と提案をいただければと思います」(椿氏)

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ANAセールス株式会社
経営企画部
旅行システム開発室
アシスタントマネジャー

椿 香里

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ANAセールス株式会社
経営企画部
旅行システム開発室
アシスタントマネジャー

上地 玄悠 

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全日本空輸株式会社
業務プロセス改革室
ITサービス推進部
国内旅客チーム マネジャー

春田 剛也 

User Profile

ANAセールス株式会社

所在地 東京都中央区日本橋2-14-1
設立

2002年

事業内容

航空セールス事業、旅行事業

資本金 10億円(2017年1月末現在)
URL http://www.anas.co.jp/

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