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基礎知識

アプリ開発がスムーズに?ヘッドレスCMSでアプリ開発するメリットと運用について

アプリ開発は効率的に広告・営業活動を実施するために欠かせない手段。しかし、WebサイトやSNSアカウントに加えてアプリの運用が発生しては大変です。アプリ運用までを含めてコンテンツ管理を楽にしてくれるCMSはあるのでしょうか。

ヘッドレスCMSで実現できるアプリ開発とは?

従来型のCMSはWebサイトの制作や運営に必要な機能がすべて備わっていますが、Webサイトに特化しているため、アプリとのデータ連携はしづらい仕組みです。一方で「ヘッドレスCMS」とは、フロントエンドの機能を持たず、バックエンドの機能のみを持っているため表示画面の自由度が高くなり、アプリとのデータ連携もしやすい設計となっています。ヘッドレスCMSを活用すると、柔軟なコンテンツ管理に加え、セキュリティの強化・拡張性の向上・マルチチャネルへの対応などアプリ開発の効率化も期待できます。アプリ開発でヘッドレスCMSをどのように活用できるのかを具体的に考察してみましょう。

アプリ開発にヘッドレスCMSを活用するメリット

アプリ開発にヘッドレスCMSを活用するメリットは大きく分けて5つです。コストに見合ったメリットが得られるか判断できる基準にしましょう。

  • 1.管理コストを削減できる

ヘッドレスCMSはフロントエンドとバックエンドが独立してるため、複数人での作業を同時進行しやすい特徴があります。そのため、開発スピードそのものの向上が期待できるほか、開発者自身がそれぞれの専門領域に集中して作業を進めやすくなるなど、管理コストの削減が期待できます。

  • 2.開発・運用が簡単に

プログラミング言語を使わずにアプリを開発できるツールも多く、専門知識の有無に左右されずにアプリ開発が可能です。プッシュ通知やクーポン配布といった多くのシステムで利用される機能はほとんどの場合において、開発担当でない人でも簡単な操作でアプリ内に組み込むことができます。また、複数人で運用・管理できるものがほとんどで、業務を分担し効率的に開発が進められるため、リリース後の更新・運用も安定して行いやすくなります。

  • 3.カスタマイズが容易にできる

ヘッドレスCMSを使用することで、アプリのデザインやコンテンツの変更が容易になります。例えば、自社Webサイトで展開しているキャンペーンの実施に合わせて、アプリのトップページも変更したいという要望があった際にも、デザイン変更が簡単に対応でき、アプリ内でのキャンペーン訴求もしやすくなります。豊富なテンプレートが搭載されているツールであれば、デザインを容易にカスタマイズができ、さらにページによりデザインやレイアウトがずれることもないため、統一感のあるアプリの作成が可能となります。

  • 4.マルチチャネル対応

ヘッドレスCMSはマルチチャネルに対応しているため、デバイスやデザインが異なる複数のコンテンツやシステムと連携できます。そのため、1つの管理画面からデータを一括更新することができ、1つのコンテンツデータを軸にした複数のコンテンツのアップデートがスムーズになります。

アプリ開発に有効なヘッドレスCMSの選び方

アプリ開発にヘッドレスCMSを活用する上で注目するべきポイントは次の3つです。

  • 1.操作性

専門知識の有無に左右されず、誰でも使用できるツールを選択するようにしましょう。直感的に使用できるか、マニュアルなど導入時に一定のサポートを受けることができるかも重要なポイントです。

  • 2.セキュリティ対策

定期的にアップデートされているか、権限管理やアクセス制限は可能かどうかなどセキュリティ対策がどの程度行われているか導入前にしっかり確認しておきましょう。

  • 3.機能の拡張性

アプリ開発後の機能追加や変更は必ず発生します。リリース後にユーザーの意見を取り入れたり動作確認を行っていき、機能の追加や変更を行うことで、よりよいアプリにしていきます。機能を柔軟に追加・拡張できるかどうか、その際にどの程度コストがかかるのかを把握しておきましょう。

アプリを独自開発しているならヘッドレスCMSを検討すべき?

すでに独自開発したアプリがある場合、ヘッドレスCMSに移行するかは以下の3つのポイントを参考に検討すべきです。

  • 1.将来的なコスト

アプリを独自開発した場合、WebサイトやSNS運用を含めた将来的に必要となる全体のコストを試算することが大事です。アプリ開発だけでも、OSのアップデートや機能拡張にかかるコストは高額になる可能性が高く、ヘッドレスCMSへ移行することで、コスト削減が期待できる場合があります。

  • 2.リソースの確保

ヘッドレスCMSを導入することで、運用にかかるリソースの削減が期待できます。ヘッドレスCMSのように、フロントエンドとバックエンドが分離していればバックエンドに影響が出ていないかを常に確認せず、自由に作業を行うことができ、開発チームがより迅速に作業を進めることができるようになるのです。

  • 3.最新機能の有無

独自開発の場合、トレンドに合わせた最新機能を追加しようとすると想定以上のコストがかかる可能性があります。ヘッドレスCMSの場合、常に最新のトレンドに合った機能が追加されているケースが多いので、導入したいヘッドレスCMSで実現可能かを確認するとよいでしょう。

アプリ開発後の運用が重要!

アプリ開発はリリースしたら終わりではありません。開発後の安定した運用・管理が必要です。株式会社サイト・パブリスが行った【アプリのコンテンツ管理に関する実態調査】の結果、【アプリリリース後の運用・管理が大変】という回答が9割以上という結果になっています。

この結果からわかるように、アプリ開発後の運用や管理体制をしっかりと検討しておくことが、安定した運用を継続する上で大事です。では、どういった点を留意すると安定した運用を継続できるのでしょうか。

回答の中で7割を超えている課題が【バグの修正や新機能の追加などのアップデート】に関するものでした。安定した運用を行う上でアップデートのしやすさが重要なポイントと言えます。

多くの企業がアプリ管理にCMSを導入していることからもわかるように、アプリの運用や管理における多くの課題を解決できるヘッドレスCMSの導入は、安定したアプリ運用・管理体制を整える上で有効であると言えるでしょう。

調査概要:アプリのコンテンツ管理に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年6月7日〜同年6月8日
有効回答:スマートフォン向けのアプリを提供している企業の開発/運用担当者108名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
出典元:株式会社サイト・パブリス 
アプリ開発/運用担当者の93.5%が「アプリリリース後の運用・管理」に課題6割以上から「外部システムとの連携がとりにくい」と不満の声

まとめ

アプリ開発を行う上で課題となる、開発コストやリソース、開発後の運用管理などの解決が期待できる高機能なヘッドレスCMS。将来性とトレンドに敏感な開発者や企業をはじめ、アプリ開発におけるヘッドレスCMSの導入は一層広がっていくことが予想されます。純国産の高機能CMS「SITE PUBLIS」であれば、日本人の専門スタッフがしっかりとサポートするため安心です。

「課題解決の一例」

01.企業コンセプト / 02.サイトデザイン / 03.マルチデバイス対応 / 04.問い合わせ誘導05. CVのハードルを低く / 06.商品 / 顧客情報連携 / 07.ヒューマンエラー回避/08.サイト更新が簡単に / 09.サイト運営費用 / 10.自然検索からの流入 / 11.アクセス数